第2章 こっそり
やはり外は賑わっている。
女性同士でお菓子を交換したり、男にあげたり、楽しそうでなにより…
周りを見ながら歩いていくと調理室についた。
そこにはにょほんの姿もあった。
(…何かを呟いているようだがこちらに丸聞こえだぞ?おかしな奴め…)と思った。材料に話しかけている姿を見ていると愛おしく感じ、にやけてしまう。
だが、ここは冷静に…周りに私を尊敬する兵士がいるからな。華奢な女性兵士をこっそり見ながらにやけている団長を見たらどれだけ引かれるだろうか…ましてや調査兵団をやめてしまうかもしれないか…(あれ?外にモブリットがいるじゃないか…)
そう思い、話しかけた。
「やぁ、モブリット。君は外で何をしているのかい?」
「あ!エルヴィン団長、こんにちは。今日は休日であり、暇なのでいい花がないか探していました。」
と、返してきた。
「花?休日に毎日そんなことをしているのかい?意外と乙女なんだな…」と私は返してしまった。(モブリットにはメルヘンチックな趣味があるのか…)
「いえ!休日に毎日はしません!…今日はバレンタインの日ですよね。この日は女子がチョコを作って男子にあげる。という文化が習慣化していますが、男子が感謝を込めて花をあげる日でもあるんですよ!…なのでハンジ分隊長に日頃の感謝を込めて花をあげようと思い…」とモブリットが話していた。
「あぁ、そういう事か。勘違いしてすまない…そんなこともあったのか…ハンジはそういうのにはうといから私は頑張れとしか言えないが、頑張ってくれ。いい情報をありがとう。」
と返した。
「いえ、私はこれから花を探して他にも分隊長の片付けをしなければならないのでこの辺で…」
と言って花を探しにどこかへ言ってしまった。
(花をあげるのか…なかなかロマンチックじゃないか。花を貰えば誰でも喜ぶからな…部屋にでも飾ろうか)
そう考えながら私は花を探していた。
…
これはなんの花だ…?
私は花自体あまり知らない
白い花を掴んで持ち帰ろうとした。
その時、
「あ!エルヴィン団長だ!」
と、1人の女性兵士が私を見つけて大声で叫んできた。
(しまった…見つかってしまった。逃げなければ団長は変態だと噂されてしまう)
そう思い、急いで花を持って裏口へ逃げていった。