第11章 救助訓練
~葵 Side~
相「今日のヒーロー基礎学だが俺とオールマイト、そしてもう一人の三人体制で見ることになった。」
「ハーイ!何するんですか?」
相「災害水難なんでもござれ、人命救助訓練だ。
今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。
訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく。
以上、準備開始。」
ウチはコスチュームに着替え、バスに向かい天哉が座る位置を提案したが、意味が無かった。
出久の隣に座り、バスが出発する。
梅雨が出久の個性がオールマイトに似ていると聞いて来たが上手く誤魔化せた。
そうして、訓練場に着く。
13「水難事故、土砂災害、火事…etc.
あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。
その名も、ウソの災害や事故ルーム(USJ)!」
説明してくれたのは災害救助で目覚ましい活躍をしている紳士的なヒーロー、スペースヒーロー13号だった。
相澤先生と13号先生は何かを話した後、13号先生はウチらに個性の事についての深く長い話をしてくれた。
訓練を始めようとしたその時広場に黒い靄から男が顔を出した。
相「一塊になって動くな!13号!生徒を守れ!!」