第47章 夜
さくっ
「ダンス?」
サク
「そう。この時期あたりに魔界でも舞踏会をやるからね。まぁ··澁澤さん達はあまり参加したりしないんだよね、参加してもただ椅子に座ってるだけでダンスはしないんだ」
「魔界もおとぎ話みたいな事やるんですね。シグマさんは出るんですか?」
「あっ··その···それで···///」
「どうしました?」
キュッ
「その舞踏会は男女で踊るから···私と踊って欲しい」
「シグマさん···私、踊れません···」
「大丈夫!」
☆☆☆
「手はこちら、天音の腰に私の手が···」
「ほんとのおとぎ話みたい···」
「じゃ、最初のステップからね(相変わらず澁澤さんの匂いが強い)」
「よろしくお願いします(あとで練習しよ)」
「天音··」