第44章 吸血鬼はなやんだ
ひょい
「よいしょ··っと、ちゃんと働いてください」
ぎゅむ
「···うぅ··(柔らかいのにお預け··でも)子供もいいね」
(単純な吸血鬼の主)
それを、外から見てる
(あちゃー今日はネコでは行けなさそうだな、仕方ない次に····!)
「こんにちは太宰くん」
ひくっ
「げっ··魔人かよ」
「どうしたんですか?」
「焼き菓子買いに来たけど入りづらいから···って!」
からんからん
「天音来ましたよ」
「フェージャ、こんにちは」
じろじろじーろ
「ふむ」
「なんだね」
ぽん
「まま、抱っこ」
きゅん
「フェージャ····///」
しゃー!
「ずるいぞ!」
「澁澤さんだけはずるいですからね」
ぎゃいぎゃい
(これは無理だな。)