第40章 ばばば
ぎりぎり
「離したまえーー!天音がー!天音がー!」
「澁澤さん大丈夫ですから!、今診てもらってますから!(力出してる!)」
「倒れたの。天音(死なないよね··?)」
「そうみたいですね」
「シグマくん頑張って~~★」
「お前も手伝え!」
ーーー···
ぎゃいぎゃい
「騒がしいのぉ」
「··っ、紅葉··さん?」
「起きたかえ?天音、気分はどうじゃ」
「頭が響きます、後···熱い」
「風邪じゃよ。」
がばっ
「····風邪··!お店は!?··あっ」
とさっ
「焦って動いては駄目じゃ、天音はこの魔界で気を張りすぎたんじゃ。今は休む時よ」
「·····(優しいな)」
まるで
「天音?」
「···今だけ、"お母さん"って呼んでいい··?」
きゅーん
「当たり前じゃ、たんとお呼び。妾の天音」
かああ··//
「うん···お母さん」