第38章 みじかい 11
むぎぎーーー。
「······」
おろおろ
「あわわ····天音··?」
ぷいっ
「やっ」
がーん!
「ふぇえ··」
びしっ
「いくら泣いても駄目ですよ。今日から私の機嫌がなおるまではお触り禁止!」
ぽん!
「にゃーーー!」
うぐっ
「子供かと思いきやネコになれば私が許すと思いましたね?!」
ひょい
「な?」
ぽふっ
なでなでなでなでなでなで
「お触りは禁止ですが今だけは撫でます(弱い自分が情けない)」
「にゃ~~~(お触りは後ほどでいいが、やはりネコと子供には弱い天音が私は好きだな!)」
ⅹⅹⅹ
ぽふっ
「えっ?今何て···?」
「しばらくは駄目ですから寝る場所も変わりますからね。私は自分の部屋で澁澤さんも自分の部屋。おやすみなさい」
がしっ
「触らないから~~!」