第5章 むむむ
「だって余りにも可愛くて···ね?」
「そしたら起こしてください!抱き枕は没収しま···!」
ぎゅっ
「!···あの!」
「抱き枕も良いけど本人を抱きしめるのがいいかな」
むきー!····しゅぅ···
「おばか」
多分撮影されたのは···私が居眠りをした時
――――――······
さっさっ···
(今日はやけに眠いな···ちゃんと寝たんだけど··それに澁澤さんの部屋今日はやけに違う匂いする)
いつもは、アクア系
今日は·····薔薇の匂い
ふきふき
とんとん
てきぱき
(澁澤さんのマント(?)だ····)
うつらうつら
(····ちょっと···だけ····)
ガチャ
「天音終わったかい?、あれ?いない」
(落ち着け澁澤!気配を感じろ···!)
ぴん★
「寝室だな····」
ひょい
「いた★あーまね···!?」
びっくりした
私のベッドで····私のマントを抱きしめて寝てる
ずぎゃああん!!!
「うっ···!」
色々と限界を察する。