第25章 みじかい 7
「っ、そうだね。大きい澁澤さんは何かを"成し遂げる"為に異能力を使って輝きに、届かなかった」
「····怖くなかったかい?」
なで
「最初見た時は人形みたいで笑わない人だなって。でも今はだいぶ感情が出てきてるし。··そうね。私は大人であり子供である澁澤さんを好きよ」
ぱあ···!
「ーー!、私も天音が好きだ。···さて時間だから本人の中に戻らないとね。また会おうね···ママ」
一瞬とはこういう事なのか次に目を瞬きしたら小さい澁澤さんはいなくなっていた
「嵐のようでしたね澁澤さん····?澁澤さん?」
きゅ~~····/////
「はっきり言わないでくれ。今は無理」
(ごめん寝してる猫みたい)
「なら私は片付け·····はい、分かりましたよ」
握られた手を離さず私は座り直す。