第21章 またもや
ずるずる。
「足が擦れる~~···」
「自分で歩かない先生が悪い!(大丈夫、大丈夫)」
「···天音」
「どうしましたか?」
「えいっ」
むにゅ
「ー!」
もに、もに
「その扉を開けたらもう触れませんからね。活力を高めないと」
「ちょっと、先生··ダメ···っ//」
···もぞ
「ひゃぁ···どこに手を··!//」
さわさわ
「生肌を触りたい。ダメかい?」
「だ···だめ··(立ってらんない··ダメだしっかり··)」
ーーーーーー·····
ガチャ
「遅くなりました!すみません!!」
「着いたか。····天音ひとついいか?」
「はい!」
「澁澤先生の頬赤くないか?」
どやひこ
「先程可愛い猫に叩かれたのさ」
「は··はぁ···」
「ほらほら先生着替えて来てください!遅刻した分を卍!解!」
「なんか今··」
「確かに···まぁ先生此方へ」
パタン
「···いいよ··ね···」
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先生を見送ったら3時間ぐらいは余裕がある。
ふら··ふら···
(もう···)
ぼふっ
(限界···。)
私は力が抜けたようにソファに倒れる。