第14章 さつえい
そこから聞いた話
※澁澤はきちんと原稿を渡す
※朝が弱いのか起こすのにひと苦労
※人参と南瓜の料理作る報告すると「嫌です」と言う
ふむ
(前よりも話が面白いのはやはり天音が来てから)
「織田作先生、次撮影お願いします」
「わかった、また後でな」
「はい!」
(猫ちゃん触りたかったな···)
ーーーー····
「ちょっと国木田くんさ~、何で天音に甘いの?」
「天音はきちんと作業もこなすからな。何か不満か?」
「不満はないよ。澁澤が羨ましいだけ」
「不満じゃないか」
「国木田くんはさ、澁澤と天音の関係をどう思う?」
ぴくっ
「それは?」
「別にさ。作家と担当者が恋仲になるのは別に止めないけど···私にも天音が欲しかったな~って」
「お前に釣り合う女性はいないだろうな」
ずがん
「ひど~い!ぴえん」
「変な言葉を発するな。次撮影だぞ」