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愛の囁きを。

第2章 Ninomiya.





家に着くとまずお風呂にぶっ込む。


その間、飯を作ってやる。
10人前ぐらいをね。



ビールの缶を片手にふと考える。


女の子は、
なんで俺なんかに助けて欲しいと

そう頼んできたんだ?



そして俺はなんで
彼女を拾ってやったんだ?



「さっぱりしたぁ~!
 ふふ、オニィサンの匂いだ」


「ねぇ。あんたさ」



上がってきた彼女に聞いてみることにした。

すると彼女は察したように
ニコニコしながら答える。



「家出してきたんだよね
 母親の彼氏がさ、
 お母さんいないとき私を襲うの。

 有り得なくない?
 ...だって私....女の子だよ...っ

 ....女の子なのっ...に....」



「帰りたくないなら、
 ここに住んでもいいですけど」



「...え?」




これは気まぐれ。
本当だったら拾わねーもん。



けどあんたは、
なんだかお古って感じしねぇし。



「嫌な家に帰って、ニコニコするよりか
 俺と居てさ、

 『きゃー最高!二宮さん大好き!』
 って言ったほうがよくない?」



捨て犬みたいに鳴いてた君を、
気まぐれな俺が拾った。

一目惚れ、
そんな言葉がぴったりだ




綺麗になった君を見て、
俺はなんだか調子がおかしいみたい。






土砂降りの雨が止まないのは、


きっとそれは君のせい。









































(ていうかオニィサン二宮って言うんだね)
(あ、そうなの。二宮和也です)
(へえ。...もしかしてあの二宮和也?)
(そうそう、ラッキーだね
ジャニーズの二宮和也だよ)
(じゃにーず?
...私は愛里、今日から二宮になる)
(....逆プロポーズ?
オニィサン照れるなー)
(どっちが旦那?)
(俺だろ!!)
















 
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