第7章 オマケ。
荷物を片付けてるうちに寝てしまったのか
部屋の中は真っ暗闇で、
すでに夜になっていた。
早起きのうえに知らない土地だ
仕方ないよな、と言い聞かせ
私はリビングの方へと向かった。
ガチャ
扉を開けると眩しい光が目に入る
「あ、こっちこっち!」
相葉さんが大きく呼ぶから、
私はそちらのソファーへと腰掛ける
先程より増えてる…。
「この子が新しく来た子?」
「そ!自己紹介したげてよ」
相葉さんが「ほらほら!早く!」と
急かすもんだから
端っこから順に自己紹介を始める。
「じゃあ、俺から。
俺の名前は松本潤。
五月蝿いのとかめんどくさいの嫌い」
スバっと言い、
彼はストンとソファーに座った。
そして次に隣に座ってた人が
「俺は二宮和也です
好きな女の子は、君みたいな子」
「え、」
「バッカじゃねぇの。
嘘を間に受けんなよ~
こんな感じな性格してます」
なんだこの男。
人で遊びやがって、恥ずかしいだろ!
「…じゃあ、俺ね。
俺は櫻井翔。
生真面目に見えるけど、ノリいいよ
気軽に話しかけてね」
自己紹介が真面目だ。
「はぁい、俺ねぇ。
俺は大野智。リーダーしてる
趣味は寝るか釣るか描くか
よろしくっ!」
4人が自己紹介終えたところで、
次はお前だよという視線を向けられる。
だから慌てて自己紹介をする
「平川愛里です
一応、大学生です
卒業までは居るのでよろしくお願いします」
5人と始まる共同生活。
短気で無自覚俺様の松本潤
毒舌で人をからかって遊ぶ二宮和也
生真面目で優しく頼りがいのある櫻井翔
適当でマイペースだけどリーダーの大野智
貴方は誰と過ごしてみる?
これはとあるシェアハウスで
巻き起こる出来事の少し前のお話。
(大学生とか聞いてねえ。)
(なんか若いと思ったら、納得だわ)
(若いって、松潤も若いじゃん)
(二十歳になると十代は若く見えるのよ)
(あー。)(ちょ、あーって)