第6章 Ohno.
翌日、
いつも通り学校へ向かう
1つ違うのは、
鬱陶しい前髪を切ったことだけ。
「リーダーおっはよーう!
あっれぇ、前髪切ってる!」
行く途中に会うのは相葉くん
朝からハイテンション。
「やっぱ前髪さっぱりするだけで
イケメン度が違うね!」
「褒めてもなんもおごんねぇよ」
「えぇっ、ちょっと狙ってたのにー!」
うう、となんでか落ち込む相葉くん
狙ってたって、なんてやつだ
「へいへい、そこのイケメンさーん
俺と遊んでかなーい?」
「ナンパかよwww」
振り返ると
やっぱり格好いい2人が立っていた。
輝き度が違う2人は、
通りすがる女の子達みんなの視線を
独占していた。
「前髪、相葉さんが切った割に
なかなか綺麗に揃ってますね」
「ちっげぇよ、切りに行ったんだよ」
「ふふ。ジョークでしょ。もお」
今日のニノは、
酔っ払いみたいな絡み方だ