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愛の囁きを。

第5章 Aiba.




「…相葉さん、携帯握り締めすぎ」

「どんだけ。」

「つぎ相葉さんの番ー、ってなにこれ」



楽屋に入って来た松潤が俺の状況を
見るやいなや驚いて笑う。


震えながら携帯を見つめる俺。



電話したい、したいよ
でも仕事中かもしんないから無理。

寝てるかもしれないし。



「あーーっ!!!翔ちゃぁああん!」



「よーしよし、いったん落ち着いて。
 とりあえずさっさと撮影に行こーか?」


「はーやーくー、行けー。」




なんだよ。



俺がこんなに寂しがってるってのに!
皆は他人事ですか!そうですか!!


ちくしょう…、会いたいよ…




ピローン





撮影だ、と立ち上がった瞬間だった
携帯が受信を告げる音を鳴らす。


見ると愛里ちゃん。




「…っ!!!」




「あー…、行かねぇな。」


「相葉さん最後に回そう。
 俺行ってくる」


「さすがリーダー、」


「相葉めいわくー」

「こらこら。」






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相葉くんへ。


イタリア来て1週間経ちました
仕事も忙しくなかなか電話も出来ず、
寂しい日々です。

そう言えばこの前、相葉くんから貰った
指輪が何故かバックに入ってました


嬉しくて毎日はめてます。
夜、電話するから出てね。

愛里。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー




指輪の写真付きのメール。


付き合いたての頃にあげた指輪。
まだ綺麗で、新品のよう。



毎日、だって!?



「相葉さんがニヤけてる」



「恋って恐ろしい。」


「ニノー、人の事言えないよねー」



「うるさいです翔さん。」











 
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