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愛の囁きを。
第2章 Ninomiya.
ひとしきり泣いたあと、
目を腫らした愛里がニコッと微笑む
「ありがとう、和」
細い手で、私の手を握る。
「頑張らなくたって良いんですけどね
せめて私の前では素を出してくださいよ」
「...嫌われるかも、って思ったから。」
「...ふふ、バカだね
そんなことで嫌うならもう嫌ってますよ」
君が笑うとするならば、
それはいつでも私の傍であってほしい
そう願うのは私のワガママ?
けれど良いんです。
2人で笑いあって幸せになりません?
これから先もずっと、
私は君の隣で。
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