• テキストサイズ

愛の囁きを。

第2章 Ninomiya.




「この前...、
 お客さんにクレーム言われて。
 散々罵倒を浴びせられた挙句、ビンタされた

 そのあと上司にもこっぴどく叱られて。
 同僚からもグチグチ言われて。
 思わず泣いちゃったの、情けないことに」



今にも泣きそうな声で、
君は必死に涙を堪えていた。


私には、何もアドバイスや慰めの言葉を
かけてあげられない。


「よく頑張りましたよ」


ギュッと抱きしめると、
何かが切れたように大声で泣き始めた


誰か君を責めるなら、


私は君を受け止めるよ。



私は知ってます、
どんな時も笑顔を振りまいて、頑張ってる事


誰の失敗も自分の失敗みたいに受け止め、
必死に処理してあげてることも。



全部、聞いてるんですから。



そんな私は貴女の、味方ですよ。





















 
/ 314ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp