第4章 Matsumoto.
「もう会えないんだって....
笑ってもくれないし、励ましても
怒っても、泣いてもくれないんだ...
なあ。俺、どうしたらいいかな...っ....」
忘れたくなんかなかったよ。本当だ。
ベッドに横たわって、
白く冷たくなった肌に触れながら
『さようなら』だなんて、
そんなの、イヤだった。
「....泣いて、いい。
俺ら、そのために傍に居るからさ」
な?と翔さんが後ろを向く。
視線の先には相葉さん、リーダー、ニノ。
優しく微笑む3人が立っていた。
「....ごめっ...」
大好きなんて口で言うのは簡単だし、
愛してるなんて、
さようならなんて、
そんな言葉じゃ足りないよ
君からもらった言葉以上の言葉で、
今の気持ちを表すには、
足りなすぎるんだ。
だから、俺は
もう二度と愛里を忘れないと誓ったんだ。
『好きだったよ、さようなら愛里』