• テキストサイズ

愛の囁きを。

第4章 Matsumoto.





例えて言うなら、そう。



君が『あっちへ行って』と言えば

それは『寂しいよ』というサインで。



君が『別にどうでもいい』と言えば

それは『本当は気になる』という事で。



君の言葉のその裏には、
いつだって真実が隠されていたなんて



昔の俺にはわからなかった。



滅多に笑わないのは人見知りだからで、


言葉が素っ気ないのは照れ隠し。


怒ってるように見えるのは、
緊張してしまってるから




理解するのに時間が掛かるのと
同じように、


彼女が本性を現せられる状態になるのは





独りぼっちじゃないんだと、
そう認める事が出来たときなのだろう。

























 
/ 314ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp