第3章 Sakurai.
ドキドキして、
顔が熱くなるのが分かる。
振り向けない...。
「愛里は?」
「...も、もちろん!!いいよ!」
だから離してとばかりに
もがく私。
しかし離さない翔
いい加減、
荷物で手が痺れてきた...
「メンバーに抱きつきまくりやがって...。
俺がどんだけ妬いたと思ってんの?
もう酒禁止な、ぜってぇ」
「そういう翔こそ、
素直に明日も会いたいっていいなよ!」
そう言うと力が緩む。
その隙を狙って離れ、
じゃーねと残し家を飛び出した。
次の日も会うために、
俺は飲み会と称して
彼女を家に呼ぶ。
....おまけ付きでね☆
「...やべ、バレてんの?...///」
相:(もう、愛里ちゃん可愛すぎる!)
二:(....あれはね)
松:(翔さんの彼女じゃなきゃね...)
大:(まだチャンスはある!)
二:(翔さんも馬鹿だよね、
抱きつかれたくて酔わせてんのに。)
相:(あひゃひゃ、バレたらこえーなぁ)
ウザイと言いつつ、
愛里のことは大好きな嵐メンバーでした。