第2章 Ninomiya.
人の話って、やっぱり最後まで聞くもんですよね?
途中まで聞いても、
結局、結末なんて分からないんだから。
私はスタッフさんに許可を頂き、
楽屋へ遊びに行った。
ま、本当はいけないんですけどね!
そしたらそこには翔さんが
予想通り新聞を気難しそうな顔して読んでいた
「おはようございます、翔さん。」
声をかけてみると、
「ああ...、おはよう。
久しぶりだね、上手くいってる?」
やっぱり聞くことは、みんな一緒
上手くいってる?とは、
たぶん二宮くんのこと。
「ふ、普通...です」
「ふふ。やっぱり。
ここ座んなよ」
とわざわざ隣を空けてくれる翔さん