第3章 煙草
『火、付けるね』
嬉しそうなそれでいて何処か泣きそうな__
『煙管が好きだったたけど、紙巻も慣れると良いねぇ。』
__そうか。
風が吹く__声が聞こえる
『今度お酒持ってこようか...!』
__其れは有難いな。
『ふはは!まさか!こんな処に持って来たら罰が当たりそうだよ!ふふっ、本当に変わんないなぁ。』
__ん?そうか?
『うん、そうだよ...。』
〜〜♪
ふぅ。烟が立ち上る。
『_もしもし。』
"「おい!太宰を知らんか!」"
『国木田くーん、開口一番にそれはどうかと...。治とは居ないよ。』
"「嗚呼、すまない。そうか。そうだ、暇があるなら探すのを手伝ってはくれないか?」"
『うん、いいよ。手伝うよ。』
"「嗚呼、助かる。」"
ピッ
『...ふぅ。』
__又、太宰か?
『うん。本当相変わらずだよ!』
__そうだな...
『また来るよ...
__織田作。』