第6章 あつい
(時間的には夕飯時、簡単なカレーにしちゃったけど)
うりうり
「天音、天音···一緒」
「フェージャくん夕飯だけど食べようか?」
「あとちょっとだけ、ずっとこうしたい」
キュン
「あと5分だけね、今日はカレーだよ」
「うん、カレー好き」
「食べ終わってお風呂も入ったらデザート食べようか?」
「食べます!」
なで
「本当は故郷のご飯作れればよかったけど先生··ロシア料理出来るかわからなくて」
「···がいい」
「ん?」
「ぼくは··故郷より、天音のご飯が食べたい。故郷はいい」
「そうか。それじゃ食べようか」
にこっ
「うん!」
故郷より
天音のご飯がいい
コト
「口に合えばいいんだけど」
ぱくっ
「いただきます···おいしいです!」
「よかった」