第6章 あつい
むすぅ
「分かってますよ、フェージャくんのお父さんが出張で預かる事を」
「·····(効果音見える)」
「でもね、今まで触れていた肌に触れられないのが寂しいんです」
かぁぁ···
「···ここでは言ってはいけませんよ」
ぎゅん
「天音、今だけ」
「先生?」
ぐいっ
「先生ではなく····」
「···っ、龍彦··さん」
ぎゅぅ
「まだ私の天音にはなってくれないんですか?」
「いじわるは良くありません」
「私は待ちますよ、ずっと」
ーーーーー·····
「先生さよなら」
「はい、さようなら」
「天音!また明日!」
「また明日、中也くん」
園児が先生に甘える。
それはいい事だが···
ふむふむ
(最近ではないが、澁澤先生も天音に好意を抱き繋がりを覚えたのは知っている)