第5章 はじめてしらない
「だけど、真っ暗な色の中に小さな光が見えてきました」
「それはよかったです」
「天音」
「ん?」
「····私の色を混ぜてください」
ーーーーー······
「····ん」
目を覚ますとそこは知らない部屋にいた
(···どこだろ)
ジャラ··
「···?!」
首輪がついている
「犬ーー!?」
ガチャ
「目、覚めましたか?」
扉を開ける主は笑顔でいる
「えっ、とフョードルさん··これは?」
「私の色を混ぜて欲しいんです」
「···何故首輪?外して··んっ!」
フョードルさんが鎖を引っ張り私は引っ張られ··
····チュ
キスされた
「!···?···えっ···」