第9章 だったん
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たたた
「太宰さん!」
「あっおつかれ敦くん」
「あの依頼者ですか?」
「そうだね。···可哀想な死に方だよ」
壁に両手を広げ
まるで
ぽそっ
「···懺悔の死刑だ」
「犯人が未だ分からないみたいなんです」
「確かに犯人にしたら後片付けとか準備も的確··。」
「でも、今まで見てきた現場でも之は···おかしい」
血溜まりに浮かぶ写真に写るのは
「····天音」
「やはりあの人は天音さんを···」
「好いた人を捕まえようとしたが···別の盗人が来たって感じだね、さてさっさと片付けよう!」
殺し方···。匂いの消し方···
相手は私達と同じ
異能者だ