第2章 両親へ、
まずは部活から。始めた理由は「最初にやれ、と言われたから。やらなきゃ怒られるから」。あの部活を選んだのは「迷っていたけど友人が入る、といったから。どうせ入るなら友達がいるところがよかったから」。辞めたい理由は「元々真剣にやることができていなかったから。今更戻ってもどれだけ頑張っても「迷惑」でしかないから。友達とやるために入った。それゆえ友達が辞めると同時に辞めたいから」。
他にもある。だけど、きっと伝わらないと思う。だって、これを読んでいる貴方たちには「余命宣告されて、もう時間があまりない友達が中学生の時にいなかっただろうから」。
私には「このままだと十年以上生きられるかわからない」と医者に言われている友人がいる。「今までさんざん親に迷惑をかけたから、これ以上それをかけたくない」ということから手術も、入院もしないと彼女は言う。それこそ最初は「そんなこと言うな」とか「私は生きてほしい」とか散々な、それこそ自分勝手なことを言っていた。でも、ユーチューブかネットのある書き込みを見て、「何やっているんだろう」と私は思った。意見の押しつけはしてほしくない、そんな内容だった。
彼女はきっと私の言葉を「ウザいな」って思ってみていたんだろう。そして私は今でも「生きてほしい」と思っている。でも、一番は「彼女の幸せ」だから。意見の押しつけはしない。
この話が何と関係しているか、って?それは「彼女と、彼女を含めた数少ない友達と僅かな時間でもいいから仲良くやって生きたから。心から「楽しい」と思ってほしいから」。そして「友達を少なからず苦しめるところに行きたくないから」。生まれて初めてできた、本音で話せる人たち。だからこそ大切な友達と一緒にいたい。もう、今後は会えないかもしれない。いや、きっと三人で話すことはないだろう。だからこそ、だ。「少しでも一緒にいたい、笑いあいたい」というのがおかしい思いだというならば、私はそう思える存在は今後作らないと約束しよう。「部活なんてもっと違う場所で、同じようなことをできる」からでもある。
言い訳、と言われようともこれが本心であり、本音。