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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜

第4章 大人の情事



幸村と信玄様の部屋へ向かう途中


「あんた、姫だってのに、なんで鈴…女中と一緒になって頭下げてんの?」

「え?だって鈴ちゃんが私のために頼んでくれてるんだから、一緒に頼むの当たり前じゃないの?」

不思議そうに聞いてきた幸村に、私も不思議そうに聞いた


「は?」


質問したはずが質問返しされ幸村が「お前、わけわかんね奴だなー」と、しかめっ面して私を見た。


幸村について廊下を進むと、一つの部屋の前で幸村が急に立ち止まった。

「ぶっ!」

そのせいで幸村の背中にぶつかる

「も、もう、急に止まらないでよ…」

「いいか?これから言うことをよく聞けよ?」
しっ!と人差し指を自分の唇に当てて、真剣な顔して小声で警告する幸村。
「何があっても驚くな。
信玄様の目を見つめるな!
言ってることを鵜呑みにするな!
自分の身は自分で守るんだぞ!!」

「???」

何を言ってるんだろうこの人??

真剣な顔で言ってるけど、言ってることが全く理解できない

それだけ一気に伝えると、幸村が信玄様の部屋の襖に手をかけた
「信玄様。少しいいですか?」

「おう。幸か?入れ。」

「失礼します。」

スッと幸村が襖を開ける


そこには…

「?!」

褥の上で胡座をかく信玄様と
肌蹴た着物の艶かしい女の姿


「おや。姫君も来てくれるとは嬉しいな」


女の存在を気にすることなく悠々と答える信玄様


その女の人の姿をみただけで、行われていただろう情事が想像ついた


あまりの衝撃的な光景に、思わず幸の背中に隠れる


「あんたは…はぁ…」

幸村がため息つくとなれた様子で小袋を出し、早く帰ろと言わんばかりに女の人に手渡す

それをぱっと受け取ると、女の人は肌蹴た着物を手早く直し部屋を出て行った

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