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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜

第29章 過去へ




「何にやにやしてんだ、乃々。いやらしーな」

「にやにやなんてしてないよ! 何!いやらしーって!!ただ、春日山城にいた頃を思い出してただけ」

無遠慮に尋ねる幸村に、私は言い返す。

「確かに、こういう賑やかな感じは久し振りだ。乱世に戻ってきたって、実感するな」

「だが、ここにいる奴らで顔を合わせるのも、毎日じゃなくなるな」

「あ……そっか。信玄様と幸村は、もう国が戻ったから、春日山城に住む必要がないんですね」

「ああ。もちろん君も一緒に、甲斐に来ることになるぞ」

「はい…!」
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