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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜
第29章 過去へ
「幸……待たせたな」
「っ…待たせすぎです。あんたがいない間、俺がどれだけ気を張ったかわかってるんですか…」
弾かれたように、幸村が顔を上げた。
「わかってる。ごめんな」
「半分もわかってないです!」
幸村……すごく心配してたんだな
涙目になってる…
それが痛いほど伝わってくるからこそ、黙って信玄様と幸村の会話を見守った
「……身体は大丈夫なんですか?」
「この通り、ぴんぴんしてる。五百年後の医術はすごいな。他にも、土産話があるんだ。あとでじっくり聞かせてやるよ」
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