第28章 未来でデート
叔父さんからの許しをもらってから、私は現代での身辺整理をするのに奔走していた
信玄様にかかった医療費は、叔父さんが預かってくれていた両親の遺産で支払い
一人暮らししていた部屋も引き払った。
手元に残したのは必要最低限の物だけ
私が奔走してる間、信玄様は京都にいる佐助くんの元へ身を寄せてもらっていた
ワームホール出現まであと3日。
こうやって信玄様と二人っきりになるの久しぶりかも…
身辺整理も終わり、過去へのタイムスリップに備えて私は信玄様と二人、京都の小さな旅館に泊まりにきていた