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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜
第26章 もう一つの戦い
「ええっと、西洋のおせんべい…みたいな感じです。甘くてほろほろして、美味しいですよ」
「へーえ。聞いただけで胸が躍るな」
信玄様は私の差しだしたクッキーを受け取り、嬉しそうに口に運ぶ。
「ん。美味い」
「本当? 気に入ってもらえてよかったです!」
嬉しそうな信玄様をニコニコしながら見ていると…
不意に腰を引き寄せられ、信玄様の笑みが間近に迫る。
「ん……っ」
唇を奪われた瞬間、鼓動がひとりでに速くなった。
ついばむだけのキスを、何食わぬ顔で終わらせ、言葉を続ける。
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