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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜

第26章 もう一つの戦い



そして……

信玄様が、手術室に運ばれてから、数時間が過ぎた。

早く、終わって……。信玄様の無事な姿が、見たい

手術室の前のベンチに腰かけて、明るい報せを待つ。

消灯後の病院の廊下で、『手術中』と表記された赤いランプだけが光っていた。

もしも、手術が成功しなかったら……

ふ…っと、頭をよぎった不安に心臓が冷えて、途端に息が詰まる。

考えただけでこんなに苦しいのなら…本当に信玄様が死んだら、きっと私の心臓も止まってしまう

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