第24章 束の間の休息
家康の元で漢方の勉強したことや、初めての戦で私を助けてくれたことが思い出されて…
切なさと寂しさで胸がぎゅぅっとなる
「家康…色んなこと教えてくれてありがとう。
たくさん、迷惑と心配かけてごめんね。
でも…家康がいたから…私、頑張れたんだよ」
「……あんたの面倒なんて見るんじゃなかった。」
今にも泣き出しそうなのを堪えて、家康に笑顔笑顔を向けるけれど、すぐに視線を逸らされる
こんな形で安土のみんなから離れるなんて、やっぱり私、自分勝手だよね
家康には、本当にいっぱい迷惑かけたし…
悲しいけど、許してもらえなくても仕方ない…
「……うん…本当…ごめ……」
自分の身勝手さに苦笑しながら、謝ろうとした瞬間…
………えっ