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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜
第22章 裏切りと同盟
みんな、無事でいられるかな
怪我人の手当てをしていた私のもとへ意外な人物が訪れたのは、その日の午後のことだった。
「乃々はいるか」
「信長様! どうしたんですか」
怪我を……!
信長様の腕から、血が滴っているのを見て、愕然とする。
「いますぐ、手当てを」
「俺はいい、軽症だ。あの者たちの手当てをしろ」
馬から降りた信長様は、引きつれていた兵たちを指し示す。
みんな、ひどい怪我…
中には自力で馬に乗れず、背負われて運ばれている者も数人いる。
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