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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜
第20章 貴方のもとへ
「はい。周りには病気のこと、ひた隠しにしてたって仰ってましたね。……そして家臣の人たちに動揺させないために、今でも春日山城で病気のことを知る人は限られてるって、佐助くんから聞きました……」
「ったく、佐助の奴、そんなことまで君に教えたのか」
信玄様は苦笑して、私の頭を撫でると…
「自分でもわかるんだ。余命がもう長くないってことは」
一言そう呟いた
薄暗い天幕の中でその一言が私の胸を貫く
やっぱり…信玄様は自分の命の期限が分かっていた…
だから…あんな言動をしていたんだ…
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