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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜

第18章 別れの時


「謙信様、幸村、佐助くん、鈴ちゃん。お世話になりました。どうかお元気で」

深々と頭を下げ、駕籠に乗り込む

「の…乃々さまっ……」
鈴ちゃんの声が聞こえる


春日山に残っても、別れが来るのは変わらない…
別れが少し早まっただけだ

自分に言い聞かせる


駕籠の隙間から、信玄様と眺めた城下が見える

あの美しかったはずの城下の夜景…

今は色をなくした景色にしか見えなかった

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