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貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜
第15章 歪な月、歪な関係
夜の帳が降りた頃、信玄様が部屋にやってきた
「乃々。入るぞ」
「どうぞ。お入りください」
「さて、君と月を心まで愛でようか」
うっ…平常運転だなぁ…
信玄様が微笑みながら、腰を下ろす
「信玄様。月を見る前に、傷を見せてもらえますか?」
「傷?……あぁ、そうか君は俺の御典医だったな。」
「はい。なので大人しく言うことを聞いてください。」
「はは。これはもう言うこと聞くしかなさそうだ。…それではお願いするとしようか」
そう言って着物から怪我した片腕を引き抜いた
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