• テキストサイズ

貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜

第5章 書庫での出来事


ヨロヨロと立ち上がり、書庫を出て部屋に向かう


男の人に免疫なさすぎて…
私にもっと余裕があれば、あんなのあしらえるんだろうけど…
……恋愛経験0の私には無理!


そんな事を考えてると信玄様と女の姿を思い出した


美しく艶めかしい大人の色香…
男を喜ばす術をどれくらい知っているのか…

信玄様もああゆう女の人が好きなんだろうな…


心の中がザワッとする



物思いにふけながら部屋に戻ると、部屋には鈴ちゃんが私を待っていた


「乃々様。どこへいらしてたんですか?」

「あ…書庫に本を取りに行ってたの。」

「じゃあ、謙信様のお許しがでたのですね!」

「うん…。佐助くんが来て、案内してもらったんだ」

「乃々様?どうかなされましたか?」

「え?あ、大丈夫大丈夫。ごめんね。なんか疲れちゃって。」

心配する鈴ちゃんに悟られないよう、ヘラっと笑って誤魔化す


「今夜は宴がありますが、大丈夫ですか?」

「宴…そっか。そうだったね。」

「そろそろ支度する時間ですので、参りましょうか?」

鈴ちゃんに楽しそうに言われるけど、やっぱり気が進まない

あんまり気乗りしないけど…
昨日、女中さんたちが一生懸命着物選んでくれたんだよね…

みんなでワイワイ着物を選んだ事を思い出す

なんだかモヤモヤする気分も、女中さんたちに会ったら少しは晴れるかな?


「うん。行こうか」

私は気をとりなおして、鈴ちゃんと支度部屋に向かった
/ 686ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp