第20章 星空
「あ~、それは多分一週間後に祭りがあるからじゃねぇか?」
「夏祭り?」
「おー」
(幸村と一緒に行きたいな、いや、なに思ってるんだ!)
「この時期になると城下町が活発になって、民が生き生きしてるんだ」
そういう幸村の目はとても穏やかで見守っているような目で…
(かっこいいな…いや、何を思って…、)
(もう無理だな、否定できなくなっちゃった…)
(幸村がめちゃくちゃかっこよく見えて、幸村といるとすごいどきどきしちゃって、幸村の些細な行動で一喜一憂しちゃって、もう認めるしかないかな)
(幸村が好きだ)