第19章 意識しちゃう!
「早速出しに行ってきます!」
「いえ、先に夕餉をお食べください」
「えっ、でも」
「幸村様まただいま夕餉を食べていらっしゃる頃かと」
(確かに)
「じゃあ、お願いします」
夕餉を食べたあと、
「では、出してきます!」
幸村の部屋の前
「幸村~?いる~?」
「おー、」
「入っていい?」
「おー」
「お邪魔しまーす」
「宿題持ってきたか?」
幸村は政務を行っていた。その顔はとても真剣な表情だった。
(かっこいいな~。)
回想
「好きな人じゃないと、そんなにでてこないよ?」
(いやいや、好きな訳じゃ無いから!)
「大丈夫か?顔真っ赤だぞ?」
「あ、ううん!大丈夫だよ!はい!これお願いします!」
そう言って宿題を提出した。
「おー、すぐ見るから待ってろ」
「はい!」