第6章 ぬくもり
天音から色んな感情を教わる。
だがこれだけは天音には言えない
(彼奴に···触れてみたい)
最初はよく分からなかった。
天音に優しく抱きしめられた時は分からなかったが。
寝てる時に当たる
ふにっ。···って言う
(あれは··なんだ?)
最近俺の体はおかしい
彼奴を見てる時、寝てる時···必ず体がおかしくなる。
うぐぐ··
(姐さんに聞いてみるか···)
ーーーーー·····
「何か困り事でもあるような顔をしとるの中也」
「あの···姐さん··俺··」
「どうしたかぇ?」
ぐっ
「天音を見てると···こう体が··疼く」
「···!?」
「姐さん?」
ふるふる
「今日の夕飯はお赤飯炊こう」