第2章 かざぐるま
彼奴の匂いを調べてる時にとある本を見つけた
(···世界の祭り?)
開いたページに人が賑やかに騒いでいた。
ぺらっ···
(へー··祭りは基本夜なんだな···ん?)
不意に見つけた
子供が自分の口に変な物を吹いてるページ
(なんだこれぁ··かざ、ぐるま?)
かさ?くるま?
パタン··
(彼奴に聞いてみるか)
祭りの本を手に持ち部屋を出る
コッコッコッ···
(太宰だ···)
前から太宰と彼奴が歩いてきた。
ピタッ
「あれ?中也じゃないか珍しいね。書籍室にいるなんてさ」
「手前には関係ねーよ。(いらいらする)」
太宰の後ろにいる伴侶が
太宰の頭を撫でて···