第3章 こわれたこわれた
コンコン
「中也さん、朝ですよ」
ガチャッ、コッコッコッ
ゆさゆさ
「中也さん···」
「あまね··?」
「朝ですよ。」
がばっ!ぎゅう
「天音!」
ぎょっ
「どうしましたか?何か怖い夢でも見ましたか?」
ぎゅうう···
「怖かった···」
ぽんぽん
「大丈夫ですよ、私はいますからね」
やっぱり落ち着く。
お前の匂い
「げっ、今日も中也かよ」
げんなり
「こっちの台詞だ馬鹿(最悪)」
ねちねち
「森さんのやり方なら仕方ないけどさ~··まだ時間あるなら伴侶に膝枕してもらう」
くるっ、コッコッコッ···
「勝手にしろーー!」
(ったく、膝枕···か)
俺と太宰の扱いはやはり違うんだな。