第2章 かざぐるま
ーーーーー······
「···ふー··」
からららら···
ある部屋で誰かがかざぐるまを回す。
ゆっくり、回る
それを見た人は部屋を出て歩き出す。
コッコッコッ···
「げっ、中也だ」
「んだよ太宰」
「···最近私の伴侶の部屋にいるけどさ何してんの?」
「お前には関係ねーよ」
···プチッ
「何か腹立つ言い方だね」
「お前だけの伴侶じゃねーんだよ天音はよ···天音は、俺を救い出してくれた〇〇だ」
「········」
なんだ?
こんな優しい笑顔をする中也知らない
❦ℯꫛᎴ❧