第6章 こども
(でも今だけなら"ひとり"が寂しくならないのは確か)
「天音~」
ひょい
「どうしました?」
ててて
ぎゅむ
「抱っこして」
ひょい
「寂しいですか?」
「甘えたいだけ~···」
がぷっ☆
「んっ··!」
「小さくても中身は大人だもの···そろそろ前付けたのが薄くなってきたね」
「言わなくていいです··//」
すり···
「でも今は、こうしたいな」
(···今日の太宰さんほんとに幼い)
それなら私は
ぎゅっ
「いいですよ太宰さんの気がすむまで」
「うん···天音大好き」
「はい、ありがとうございます」
「···噛んでもいい?」
「いいですよ」
「うん(噛むだけでいい)」