第4章 わらってわらって
絶句
「······」
「あれ?もしかして初キス?···でも何回かしてるはずなんだけどな」
「······」
「天音?」
かあぁ···
「···芥川くんを起こしに行きます」
コッコッコッ
ぐいっ
「待って」
どさっ···
「きゃ···!」
「今の顔を私だけに見せて···可愛い」
「···近いです···」
「やっぱり私の伴侶にしてよかった!····もう1回キスしてよ」
ーーーーーー······
「また朝からやらかしたのか」
ひりひりひり
「意外に握力あるよ」
「本人は?」
つん
「蛞蝓の部屋にいる」
「···素直に言ったのか」
「笑顔を見たいって言っただけ、だけどそれよりも触れたい」
「そうか、だがな今この銃撃戦の中で言う話ではないんだがな」