第3章 ほしいほしい
「あの時はごめんね」
「いいのよ、あの時の貴方は「見つけた」顔していたからね。新しい彼女かしら?」
「彼女···?」
「あら··自覚なしかしら?」
「分からない」
「そうね···貴方といた日はよかったわ、とてもでもね今の貴方には私は必要ないの···もしまた寂しくなったら私の部屋に来なさい。鍵はあるでしょ?···貴方との日々は甘かったわ最後に···」
女は私に近づき、口を合わせる
ふわっ····
(やっぱり、違う)
私が求めていた匂いと違う
「またね」
コッコッコッ·····
コッコッコッ····ピタッ
「あら?おかしいわね···」
ぱたた
「どうして、涙が出るのかしら」