第3章 ほしいほしい
くるくる
(確かに天音のパスタは初めて食べた···中也は毎回頼んでるの?何それ)
はら
たつ
「中也さんに太宰さん、紅茶いれますね」
「おう!」
「うん(はらたつ?)」
ーーーーー······
ぎゅっ
「お待たせ」
「もういきなりはびっくりするわ。」
「ごめんね、君を驚かせたくて」
「ふふ、可愛い子」
(やっぱり女性はいいね、いい匂いするし)
「どうしたの?」
はっ
「ううん、キスしたいなって··」
「ここは街中よ」
「じゃ、君の部屋に行こうか」
ーーーーー·····
「すみません織田作さん荷物持っていただいて」
「気にするな。これは何の為に?」
「これは銀ちゃんの髪飾りとか芥川くんが寂しくないようにぬいぐるみとか···」
「そうか(お母さんだ)」