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人間失格 -愛-

第18章 たんたん 15歳



15歳は思い出していた。
家系の狂った遺影ごっこ



さあぁ····

(久しぶりに来た家)


『坊や。叩くかい?神様を迎える太鼓』

「叩かないよ」

『何だ○○○お前も✖✖✖に会いたいんじゃないのか?』


タンタンタン···


「僕の神様は✖✖じゃない」

玄関に飾られた✖✖に私は銃を向けて···





「さよなら。家族」


バァーー····ン


引き金を引いた












たたた
「太宰さん。遅くなりました」

「いいよ。そんなに待ってない」

がさっ
「先程話した通りにカンロ買ってきましたよ!」

じーーー。
「·····」

「太宰さん?」

「手、繋ぎたい」

「は、はい!(いきなりだな)」
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