第17章 焼き
「太宰さん、そろそろ任務の時間になりますよ。」
「ねぇ」
「どうしました?」
「天音はずっと私の天音でいて」
きょとん
「どうしたんですか?いきなり··何か怖いんですか?」
「ただ、何となく」
15の✿
18の"○"
✿✿✿
「太宰くん大きくなったね、天音くん」
「そうですね。相変わらず中也さんにちょっかいかけて··あ!また喧嘩してる」
「私はね。太宰くんを首領にしようと思うんだ」
「えっ(必死に生きてる中也さんより太宰さんを選ぶのか··)」
確かに太宰さんは首領に似てきてる
でも
(自分を"知らない"子供を···)
「なーんてね★まだ分からない。あのふたりは私を超えるよ」